中学レベルから早大合格までの軌跡
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今回は商学部について書きます。合格した学部なので、問題の答え合わせすることにより「何故受かることができたのか」を解明していこうと思います。

とその前に、当日の日記を載せておきます。

2006年2月21日 商学部
英語
昨年は出来が悪かったため、今回は高得点を採るべく気合を入れて取り掛かった。大問数は5つ。問題形式は去年を踏襲していた。
読解の波に乗れず1番は手ごたえがあまり無し。2番は会話文。まずまず手ごたえがあったが、部分英訳は少しミスったかもしれない。3番4番は長文。英文・内容ともに易しめ。無難にやり終える。そして5番。残り時間は15分ほどあったか。3番4番に比べるとややむずかしめの英文だったと思う。TF問題はあまり自信が無い。定義問題を時間ギリギリで書き終えて試験終了。最後が微妙な出来だったので不安になりかけたが、まだまだ国語・政経が残っているので、気持ちを切り替えた。

国語
やられた、と思った。過去何年もずっと現代文と現古融合文という構成だったのだが、今年は傾向を変えてきた。現古融合文ではなく、純粋な古文(歌論ではあるが)を出題してきたのだ。内容は難しく、どの設問も全く自信が無い。漢文の返り点問題まであった。去年までは有名な和歌の修辞に関する問題があったので、必死に百人一首を読み込んできたのだが、役には立たなかった。
現代文のほうも傾向が変わった。去年のようなキーワード分類を主とする抽象的文章とは打って変わり、「世界の移民問題」をテーマとする、まるで政治経済学部に出るような文章が出題された。設問の方もそれにあわせてオーソドックスなもので構成されていた。現代文はそれなりの手ごたえがあるが、古文は全く無い。去年のようなまぐれには期待するわけにはいかない。最後の政経で取り返そうと思った。

政経
問題数が多かった。計算問題が無かったのはこちらとしては非常に助かった。知識問題が主ならば負けない自信があったからだ。見たことも聞いたこともないような難問はあまり無かったと思う。ほぼ基礎的な部分からの出題だったが、その中で見落としがち・あるいは似たものと混同しがちな部分を突いてくるのが時々あり、悩む問題が多少あった。一問だけ「おおっ!」と思った問題があった。去年受けた模試と全く同じ問題を出してきたものがあったのだ(どの模試かは覚えていない)。こういうのがあるだけでも、他人よりリード出来ているのではないかと気持ち的に楽になれる。最後の1分でマークミスが無いかを速攻でチェックし、商学部の試験が終了した。


自分では集中して望んでいるつもりでも、思わぬことに気が散らされることを実感した。それは例えばエアコンの轟音であったり、近くの席の人の鼻水をすする音であったり、他人の筆音であったり・・・。英語の1番でなかなか波に乗れなかったのはこのためである。いくら勉強しても、本番で集中力を発揮できなければ実力は出せないのだと実感した。逆に、模試で自分より上のレベルに居た人たちを蹴落とせるチャンスともなり得るのだと思った。

試験の出来とは関係の無い話だが、今日は受験した教室があまりいいものではなかった。5人掛けの長い机に3人が座るように設定されていたが、両端の人が座っていると、真ん中の人は出ることが出来ない状態であった。これでは真ん中の人はトイレに行くにもいちいち隣の人を立たせて荷物もどかしてもらう必要があり、気が引ける。これは真ん中の人も両端の人も両方とも不便であり、いい教室ではなかった。真ん中の人がもし試験中に腹を下したり気分が悪くなったりしたら、端の人は立って退かなければならない。集中力もぷっつり切れるだろうし、大変だろう。今日はこういうことがなくて良かった。


ではこれより答え合わせの結果を書きます。

2006年度 早稲田大学 商学部

英語
大問1
1(1)○ (2)○ (3)○ (4)○ (5)○
2×  3○  4○
5(A)○ (B)○ (C)○ (D)×

大問2
1(1)○ (2)○ (3)○ (4)○ (5)○
2× 3○

大問3
1(1)○ (2)× (3)○ (4)○
2(1)○ (2)○ (3)○ (4)○


大問4
1(1)○ (2)○ (3)○ (4)×
2(1)× (2)○ (3)×



大問5
1(1)× (2)○ (3)○ (4)○ (5)○ (6)○ (7)×
2(1)○ (2)○ (3)○

4○

単純計算の正答率 36/49=73%


【分析】
大問1で落としたのは和訳問題と前置詞補充の2つでした。和訳問題は代名詞Thatやitの内容がわかるように書く問題でしたが、itの内容を外してしまったようなので×として計算しています。

大問2は会話問題。落としたのは和文英訳問題でした。「後で(電話を)かけ直していいですか?」という会話文に良く出てくる表現でしたが、call you back laterという表現がもう少しで思い出せそうというところで結局出てきませんでした。

大問3では、本文のタイトル推測問題を落としてしまっています。消去法で2つまで絞ってあるのですが、違うほうをマークしてしまいました。

大問4は最も間違いが激しい部分となっています。下線部言い換え問題で2つ、和文英訳問題、タイトル推測問題を落としています。下線部言い換え問題は結構難しく感じました。

大問5は設問3の語句定義問題に手を焼きました。その箇所を探すために最後のほうにきてもう一度本文を読み直すというのは辛い作業です。時間も相当迫っているはずですので。

では次に「何が良かったのか、何が合格に結びついたのか」を考えてみたいと思います。それは何といっても、内容一致問題やTF問題のできが良かったことが挙げられます。毎日毎日長文を読み続け、過去問を分析して問題の解き方を研究していたのでその成果が出たということだと思います。内容一致問題とTF問題の練習はそうとうやり込みましたので…。

商学部の英語長文は他学部に比べると易しいものが出題されますが、それでもちゃんと読解練習を積んでこなかった人や下手なパラグラフリーディングテクニックにおぼれた人では通用しないと思います。地道な努力をしてきた人だけが1万5000人の中から10倍強の倍率を勝ち抜くことが出来るのです。今の時期くらいから、毎日新しい英語長文を読むようにするべきです。特に、文法・精読を終えビジュアル英文解釈などの「直読直解」を学び始めた人は易しめのもので良いのでとにかく長文を読むようにしてください。「理屈」だけでは英文を読めるようにはなりません。実際に何千ワードも読んで「慣れ」なければ実践では使い物にならないということに注意してください。

それと下線部言い換え問題ですね。大問4こそ1/3しか当たっていませんが、大問1と大問5の下線部言い換え問題は全て当たっています。これは単語王や解体英熟語で語彙の増強を毎日続けてきたお陰であると思います。

しかしながら、和訳や英訳やタイトル問題を多く落としたのは問題です(和訳は部分的に合っているので部分点が入っている可能性はありますが…)。日ごろから代名詞の中身を気にしながら長文を読み、全体の大意からテーマを考える練習をすべきと考えます。英訳問題は定型文なので会話用の参考書を買って例文を何度も口に出して読んで覚えてしまうのも効果的でしょう。


国語
大問1
1(1)○ (2)○ (3)○
2(ア)○ (イ)○ (ウ)○
3○
4(あ)○ (い)○ (う)○
5×  6×  7○
8○  9○  10○  11×

大問2
1×  2○  3×  4×
5○  6○  7○  8○

単純計算の正答率 19/25=76%


【分析】
現代文、古文とも取れるところをしっかりと取った結果であると思います。現代文のほうは、漢字の知識問題、接続詞の正しい使い方、二字熟語のボキャブラリー、抜き出し問題、このあたりを落とさなかったことが合格に繋がったのだと思います。

古文のほうは歌論が出題されました。古文読解が苦手な受験生にとって歌論の出題は喜ぶべきことです。ジャンルが物語だったりするとストーリーを想像して読解する必要がありますが、古文常識が抜けていたりするとあっさりとストーリーを追えなくなり、場面がどのようになっているのか予想できなくなって「もう何がなんだかわからない」という状況に陥りがちです。しかしジャンルが歌論だと、一応論説文ですから接続詞などを頼りに主張を追えば済むのです。物語よりはるかに読みやすいといえます。


政治経済
大問1
1(1)○  2(A)○ (B)○  3○
4(2)○ (3)○ (4)○ (5)×
5(C)○ (D)× (E)○ (F)× (G)○

大問2
1(A)○ (B)○ (C)○ (D)○
2(1)○ (2)× (3)× (4)× (5)○ (6)○
3(1)× (2)○
4○
5○

大問3
1(1)○ (2)× (3)× (4)○ (5)○
2(A)× (B)× (C)○ (D)○
3(1)○ (2)○ (3)○ (4)○ (5)○ (6)× (7)○
4(1)○ (2)○

大問4
1(A)× (B)○ (C)○ (D)× (E)×
2(1)○ (2)× (3)○ (4)○
3(a)○ (b)× (c)× (d)× (e)○ (f)○ (g)○ (h)×

単純計算の正答率 42/60=70%


【分析】
昨年と異なり、計算問題がほとんどなく知識問題で占められていました。正確かつ丁寧に理解と暗記を続けてきた受験生の努力が報われる問題構成だったと言えます。時間の流れと出来事、年号や数字を丁寧に覚えてきた甲斐がありました。ただし、計算問題の対策もしておかなければ出題されたときに困ることになるでしょうし、大学に受かってからの経済の授業でも苦労することになりますのでちゃんと対策しておくべきです。

政治経済の勉強は、受験2年目はほとんど「政経問題集」と過去問で済ませていました。政経は解るようになってくると勉強するのが楽しくてつい時間を費やしてしまいがちですが、そのために英語や苦手分野の勉強がおろそかになってはダメです。深いところまで勉強したい人は大学に入ってから存分にやってください。今はまず早稲田に受かるための勉強が第一です。

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以上が、問題の答え合わせによる商学部に合格できた理由の解明となります。商学部は他学部に比べて問題が若干易しいので、取れるべきところをきちんと取り、失点を抑えるような勉強をすることが大切です。また受験人数が非常に多いので、ほんのちょっとのミスで何十位も順番を落としてしまうことが考えられます。丁寧な勉強を心がけてください。

そして何といっても過去問分析です。僕は何度も何度も過去問をやって解き方を研究しました。TF問題や下線部言い換え問題の出題が多く、これらのデキで英語の勝負が決まるとわかっていたので十分に対策をしていました。その内容も年末には公開しようと思います。今はまだ、読解力に磨きをかけておく時期だと思いますので、設問を解くための対策に焦る必要はないです。

【参考】
2006年度 商学部 平均得点(全て標準化前の素点)
英語 39.41/80
国語 38.85/60
政経 32.60/60
合格最低点 不明
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はじめまして。いつもブログを参考にさせていただいていて、とても助かっています。
悩みというか、今までサボってしまったのが悪いのですが、九月も終わりになるというのに成績が上がっていません。何か一つでも取り柄があればいいのですが、それがないので三教科とも気持ちを入れ換えてやり直さなければいけません。
でも早稲田に行きたいです。お聞きしたいのは今からでも間に合うでしょうか?ということと、そのための効率のよい勉強法です。
八月後半からやっと本気で勉強し始めたのですがやることが多すぎて三教科のうちどれかが疎かになってしまいます。
文法、政経に関しては六月の時点で偏差値75を越えていましたが、他の教科を補強するためにしばらくほったらかしてしまい政経なんかは確実に偏差値が下がっています。
古文、英語長文、漢文、政経、赤本…。どの順でどのように勉強すればいいでしょうか?


初めまして。

まず「今からでも間に合うでしょうか」という質問ですが、これは「間に合うように勉強するしかない」の一言です。僕は受験勉強のアドバイスなら出来ますが、それは合格を約束するものではありませんし、結局のところ受験生本人がどれだけ努力したかが合否を決めるのだと思います。僕の役割は、僕自身が行ってきた下手な勉強や無駄な勉強をせずに早稲田に至る方法を伝えることだけです。そしてそれが効率の良い勉強であると信じています。

早稲田は3教科しかないので、どれか1つに穴があれば合格はおぼつかないと思います。従って「どの教科もしっかりと勉強すべき」と言えますが、優先順位となると話は少し違ってきます。配点や勉強量を考えても英語を最優先すべきです。次に国語。政経は偏差値が高く出やすいのでアテになるものではありませんが、それだけあるのならばあとは抜けてる部分の補強だけで良いと思います。

英文法の土台は出来ているようなので、これからは読解力に磨きをかけて長文を読めるようにしてください。古文は文法と単語と常識の3点が重要です。この3点を十分にやっておけば試験では取れるところを確実に取れるようになります。その後読解練習に入ってください。漢文は句形の暗記と書き下し文を覚えればやることは7割終わります。残り3割は時間との相談となるでしょう。

赤本は、上述したことが出来るようになってから志望学部の出題傾向の分析と弱点のあぶり出しのために使います。基礎の出来ていない今の時期に使う必要はないと言えます。

やることは山積みかと思いますが、どの教科も毎日やったほうがいいと思います。政経に関しても、最低1時間は毎日勉強したほうが記憶から抜け落ちにくくなります。

あとは気合です。とにかく勉強しなければ合格できません。僅かな時間を惜しんで頑張ってください。
政治経済学部の次は法学部について書きます。昨年の成績開示を見ていただくとわかることですが、四学部の中で法学部が一番、最低合格点から離れてしまっています。第二志望として政経学部に次いで対策に時間を費やしたのですが、それでも合格できませんでした。一体何がいけなかったのか、でき得る限り原因の解明をして受験アドバイスに役立てようと思います。
2月の後半に書いたことと同じ内容ですが、当日の日記を載せておきます。

2.15 法学部
英語 10時~11時半
開始の合図。 大問の数を確認する。6個。 例年通り、1と2が長文。5が部分英訳で、6が自由英作文。 予め決めておいたように、3~6を前半30分で終わらせ、長文2題に60分を費やすことに決定。

3から始めるつもりだったが、6の自由英作文が例年とは様子が違ってイラストが入ってないことに違和感を感じ、コレから手をつけてみる。テーマは「多くの国で発行部数が減っている新聞は今後10年で姿を消すと思うか」というもの。「今後10年」という条件の扱いに困ったが、とりあえず去年の政経学部の長文にあったポイントを拝借して「消えない」とまとめた。この辞典で15分経過。

次に3にとりかかる。前置詞と接続詞の補充問題。1つわからないのがあったがいくら考えようともわかるものではないのでそれっぽいものをマーク。

次に4。文法問題。思ったより難しい。が何とか終える。次に5。部分英訳。どれも日本語特有の省略を補う必要があるな・・・面倒臭い・・・。と思っていたら突然、鼻の奥をツーと流れる感触がした。ん???と思って鼻に指を当ててみると・・・赤い。

なんと鼻血が出た。

去年からたびたび出るようになったのだが、まさか本番に出てくるとは・・・。頭に血が上ってるからちょっと冷ませという神のお達しだろうか。
何にせよ鼻血ごときでうろたえるわけにはいかないので、とりあえずポケットティッシュを鼻にあてて処置。血が止まるまで上を向いていたかったが、それじゃ問題を解けないので左手で抑えたまま問題を再開する。完全に集中力が切れていたが、長文問題の途中ではなかったのが不幸中の幸いか。どれも手ごたえが無かったがなんとか和訳を終わらせる。この時点で35分経過。アクシデントのせいもあって少しオーバーしている。

次に長文に取りかかる。1(パラグラフ要旨+内容一致)と2(内容一致+下線部説明)のどちらからやるか迷ったが、設問数の少ない1から取り掛かることにした。(これが失敗だった・・・) 単語が難しく、また鼻血が止まらないせいもあってなかなか波に乗った読解が出来ない。難しい。何とか終わらせたが、残りは20分と少ししか残っていなかった。(鼻血はとまった)

最後に2に取り掛かる。1000語を超える超長文(小説の一部だろうか)である。とにかくやれるところまでやろう、と思い読み進めるが、内容一致が解けない。 というのも、内容一致の選択肢が最初から最後までの部分から採られているために、消去法で解くには結局最後まで読む必要があったのだ。これは誤算だった。1のパラグラフ要旨問題なら、読み進めた分だけ問題を解くことができたのに、こちらは出来ない。2を先にやって、1を最後にすべきだったと後悔したが後の祭り。必死に読解し、ちょこちょこと消去できる選択肢を消していくがなかなか1つに残ってくれない。そんなこんなをしているうちに時間がきてしまった。残った選択肢の中から適当にマークして終了。

完敗だった。鼻血やら解く順番やらは出来なかった理由とはならない。はっきり言えば実力不足だった。それだけだ。


国語 13時~14時半
国語は苦手である。政経は配点が少ないこともあり点差はつかない。ならば英語でアドバンテージをとる必要があったのだが、出来なかった。この時点で不合格を9割方確信したが、それでも国語で奇跡を起こせばまだ可能性はある。
そう思って気合を入れてとりかかった。

古文と漢文はまずまず。(返り点で失敗したかも・・・)1つ目の現代文は「読書のあり方の歴史的変遷」というかなり抽象的な論説文。自信を持ってできたと言える問題は一つも無かった。厳しい・・・。

2つ目の現代文は「伝統」についての同じく論説文。記述用の問題用紙を裏返しで配られた時、「おや・・・」と思った方が結構いるのではないだろうか。 ここ数年は、最後の記述問題は120字~160字でほぼ決まっていたが、今回は80字のマスが2つに別れていたのだ。 で、いざ取り掛かってみると、その2つは「キーワードを使用して本文の要約」と「本文に即した具体例を自分で考えろ」というものだった。 確か90年代の過去問でこんなのがあった気がする。 1つ目の現代文に比べれば2つ目のほうは本文も設問もだいぶ易しかった。記述もラスト10分でギリギリ仕上げ、終了。

もうネットでは答えが出ているかもしれないが、する気が起きない。
国語でミスしまくっていればそれは即不合格を表す事になるからだ。


政治経済 15時半~16時半
配点が少なく、また対策がしづらい問題(去年の法の下の平等における財産分配とか)がでることがあるので、もとからあまり期待していなかった。
1.現代社会の安全の確保について他
2.去年の衆議院解散総選挙について
3.市場について他
4.戦後日本の経済(特にバブル崩壊以降)について
70字論述問題のテーマが「物々交換はなぜ困難か」だった。政経の問題というよりは国語の問題のような気もする。事実、このテーマを扱った現代文を一度解いた記憶がある。 あとの論述は原発の利点や小選挙区制の特徴や拘束・非拘束名簿の違いやコーポレートガバナンスについてなど様々。 マークは易しめだった。 政経は全体的にまずまず無難に終わった。


ではこれより答え合わせの結果を書きます。

2006年度 早稲田大学 法学部

英語
済みません、何故か英語の問題用紙だけ手元にありません。捨てた記憶はないのでどこかにあると思うんですが・・・。今度実家に帰ったときに探しておきますので、それまでお待ち下さい。ただ、あまり出来が良くないことは当日の日記からわかると思います。

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国語
大問一
1○  2(ア)○ (ヌ)○  3○  4○  5○○
6(1)○ (2)× (3)×

大問二
1(X)○ (Y)×  2(A)○ (B)○  3×  4×
5×  6×  7○○

大問三
1○  2×  3(X)× (Y)×  4○  5○
6(A)記述のため不明 (B)記述のため不明

単純計算の正答率 16/26=62%+記述2個


【分析】
まず大問1。古文のほうは本文も設問も随分と易しい出題でした。文法問題も初歩的で、「ステップアップノート30」をやってあれば十分対応できる得点源でした。漢文のほうは、書き下し文を落としたのが非常に痛かったです。返る順番は当たっていたにも関わらず、上下点とレ点で返り読みする部分をなぜか上中下点を使って答えていました。ありえないミスです。返り点問題は法学部頻出なのでよく対策しておいてください。それと漢字の知識問題が出ています。これを取るためには、政治経済学部の知識問題と同じように日々の勉強の中に意識的に漢字対策を組み込んでおく必要があると思います。

次に現代文。法学部の現代文は早稲田の中で最も難しいというのは説明するまでもないと思います。かなりの長文で、内容が抽象的で、そして設問も難しく、現代文が苦手な人間にとってこれほど嫌なものはありません。

二番から見ていきます。3,4,6はいずれも傍線部説明部分で、全滅しています。何しろ選択肢の文章が異常に長いので、正誤の判断に時間がかかると思います。僕は消去法を使って選択肢をしぼっていきました。読点の部分で文章を区切り、そこまでの内容が正しいか否かを本文と照合していく、という作業をひたすら繰り返していたのですが、本文の内容を完全に把握できていなかったらしく、合っている選択肢を消去して間違っている選択肢をマークしていました。5は字数指定の抜き出し問題ですが、落としています。実はこのとき、「抜き出すべき内容」は理解できているのに、「それに対応する文章」が見つからないという事態に陥っていた記憶があります。非常にもどかしいもので、見つからなくて焦る→焦って抜き出す部分を飛ばしてしまう→見つからなくて焦る、という悪循環にはまっていました。これも普段から抜き出しの練習を十二分にしておくことでしか対策できないと思います。なお、内容一致問題は出来ていました。これも消去法で何とかなります。

最後に三番。落としたのは傍線部説明と空所補充問題。空所補充は特に迷いました。消去法を使うには本文内容を理解しておく必要がありますが、大意はわかっても細かい部分の理解が追いつかないとこの種の問題には太刀打ちできません。部分も全体も理解できなければ合格には届かないということなのだと思います。そして、最後に法学部恒例の記述問題が待ち構えています。これがこの学部を受験するに当たって最大の難関となるのは間違いないことだと思います。対策は、とにかく過去問で書く練習を繰り返すしかないです。書かずに出来るようになることは100%ありえません。やるしかないです。

それと、今まで法学部を受験したことがある方ならわかると思いますが、早稲田大学法学部の問題用紙は他の学部よりもデカくて非常にやりづらいです。広げるとB3サイズ(364mm×515mm)になるので、筆記用具や受験票を引っ掛けて落として焦ったりしないように注意してください。

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政治経済
大問一
1(A)○ (C)○  2○  3○  4○  5○
6×  7記述のため不明  8×  9○

大問二
1(A)○ (B)正誤不明(「年金問題」と書きましたが代ゼミの解答例は「年金制度改革」)
2○  3○  4○  5○  6おそらく×
7おそらく×  8×  9○

大問三
1(A)○ (B)○ (C)× (D)○ (E)○
2記述のため不明
3○(完全正答)
4○(完全正答)
5(1)× (2)×

大問四
1(A)○ (B)○ (C)○ (D)○ (E)○
2○  3×  4○(完全正答)  5○
6記述のため不明

単純計算の正答率 27/36=75%+不明が4問


【分析】
法学部は英語・国語ともに記述問題が多いことが特徴ですが、それは政治経済科目においても例外ではありません。ところどころに20字~70字程の記述問題が見られます。自分で用語や仕組みの説明をするというのは案外難しいものです。対策としては、山川出版などの用語集でキーワードを何度も確認しておくことが考えられます。
あと、政経では「時事問題対策」というのが絶対に必要になってきます。2006年の法学部にはつい数ヶ月前の衆議院解散総選挙が大問で出題されました。時事対策は、独学の受験生にとって対策を練りづらいものだと思います。僕も随分と苦労しました。対策としては、「ニュースを欠かさず見る」とか「新聞を毎日読む」というのを言われることがありますが、これはあまり実用的ではないと思います。そういう習慣がついている人なら良いのですが、僕は受験勉強を始めるまで新聞というのを全くといっていいほど読んだことがなく、そういう人間にとってよく読み方もわからない新聞を読み続けようとするのは苦痛でしかないと思っています。

そんなわけで時事対策には苦労させられたわけですが、先日良い物を発見したので紹介しておきます。
http://www7.ocn.ne.jp/~n-digest/kongetu/kongetu.html
一ヶ月の主なニュースをまとめた「新聞ダイジェスト」です。一冊に一ヶ月分が収録されているので、「新聞を毎日読み続けるのなんて嫌だ」という独学の政経選択者には役立つのではないかと思います。ちなみにこれは早稲田大学の生協ブックセンターで発見しました。どの書店にもあるというわけでは無いようですが、地方都市でも大きな書店には売っているようです。あとamazonでも取り扱ってるみたいですね。

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以上が、問題の答え合わせによ法学部に落ちた原因の解明と合格のための対策となります。英語の分析ができていませんが、当日の日記を見る限りでは大問二の長文の出来が特によくなかったようなので、それが大きな不合格の要因になっていることがまず挙げられます。そして国語ですね。古典の正答が多かったので全体の正答率もそれほど酷いことにはなっていませんが、現代文だけ取り出してみるとボロボロです。2004年の9月に受けた初めての模試で国語偏差値40.5を叩き出してから随分と現代文対策をしてきたつもりでしたが、早稲田の法学部を倒すまでには至りませんでした。現代文が苦手で法学部を受ける予定の受験生は、十分すぎるくらいに対策をしていてください。


【参考】
2006年度 法学部 平均得点
英語 31.713/60
国語 28.061/50
政経 不明/40
合格最低 不明/150

※但し、ネット上の情報なので合っているかはわかりません。

なお、答え合わせは下記サイトを利用しました。
http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/sokuho06/waseda/ho/index.html

一つ相談なんですが、自分はこのブログに最近出会い富田の100~やビジュアルをまだやってません。普段英語は代ゼミで西の授業なので解釈はポレポレしかやっていません。偏差値は56~61なのですがやるべきでしょうか?これからも西ベースの授業なので、それらの参考書により読み方が変わるのが怖いんです。ご意見お願いします!


初めまして。

まず、僕は予備校というものを使ったことがなく、どういうシステムなのか・どういう授業の進め方をしているのかも解らないのですが、不満が無いのでしたらその予備校の教えに従って勉強をしていけば良いのではないかと思います。現実にそのようにして早稲田に受かっている人はたくさんいることと思いますので。

僕がこのブログでアドバイスの対象としているのは、主として「予備校や教師などの頼れる存在が周りにいない」ことによって「勉強の仕方がわからない人」ですので、進学校の教師や、予備校の講師などの立派に実績を出している先生の指導を受けているのでしたら、その方法を続けていくのが良いと思います。

僕は「西きょうじの英文読解入門 基本はここだ!」という参考書なら持っていますが、西さんが予備校で具体的にどのように授業をしているかわかりませんので、「他の参考書を使うことで読み方が変わるのか」「変わるとしたらどのように読み方が変わるのか」も予想がつきません。

「予備校の教えに納得が行かなくなり、勉強方法に迷うようになった」という場合なら何らかのアドバイスをすることが出来るかもしれませんが、現時点では難しいと思います。申し訳ないです。

なお、現時点で一つだけアドバイスできるとしたら、「参考書は必要に応じて使用するべき」という一言だけです。

受験勉強、頑張ってください。
こちらもお待たせしました。

政経学部に落ちた理由と
商学部,社学部に受かった理由を聞かせてください。
できれば試験当日のできた感や過去問成績との乖離なども聞かせていただけると嬉しいです。


というコメントを頂きましたので、1学部ずつに分けて記事にしていきます。落ちた学部からは落ちた原因と受かるための対策を、受かった学部からは何故受かったのかの解明をしていきます。

なお、不合格の原因分析なら本当は「成績開示」を行って自分の得点を知ってからすべきことだと思いますが、不覚にも成績開示を怠ってしまったため、持ち帰った問題用紙(回答記入済み)の答え合わせをすることによって、商学部と社会科学部に合格できた理由、そして政経学部と法学部に落ちてしまった理由を解明し、今後の受験生のためのアドバイスの一つにしたいと思います。

分析を始める前に、実は政治経済学部・法学部・商学部は、入学試験を受けたあとにその日を振り返った日記を書いてありました(法学部だけはブログにアップしてありますが)ので載せようと思います。参考になるかわかりませんが試験当日の生の感想を書き綴ってありますので、その時の雰囲気だけでも伝えたいと思います。

なお、問題を見直したり解きなおしたりせずに日記を書いたので、「出来た」と言っている問題が実際は全く出来ていなかったり問題の数があってない記述があると思いますが、当日の生の感想が大事だと思うので修正せずに載せたいと思います。

2006年2月20日 政治経済学部
英語
大問の数は4つ。1は空所補充中心の長文。2は内容一致のみの長文。3は昨年同様センテンス補充問題。4は整除と英作。つまり問題形式は昨年と同じであった。整除がかなり難しかった。4つほど出たが自信があるのは1つだけ。適当に書いたのが1つあった。3番のセンテンス補充問題は明らかに易化。内容的に読みやすくなった。2番は、本文の文章の読みやすさは昨年と同じくらいだった。が、設問に昨年のような条件が付いておらずただの内容一致に留まったので、多少易化したのだろうか。1番はもう忘れた。整除は難しく感じたが他(特に3番)は易化したので全体で見れば易化したのだろう。

国語
古文・現代文ともに例年以上に知識問題が多かった気がする。難しかった。そう思うのは自分ができなかったからなのだろうか。傍線部問題・内容一致で一つだけ選択肢が紛らわしいものがあった。その他は一応根拠をつけて答えられた。何故か教官がせわしなく教室内をいったりきたりしていたので物凄く気が散った。

政経
大問数は5つ。そのうち4つはまずまず普通に解けた。が、残りの1つ(3番)が意味不明だった。内戦に関する問題で、2つのグラフを読み解くようだが見かたがわからなかった。

欠席が目立ったのが気になった。
政経学部を滑り止めに予定していた人の気が変わったのか、それとも朝の山手線の不通の影響か。



ではこれより答え合わせの結果を書きます。

2006年度 早稲田大学 政治経済学部
英語

1(A)○ (B)○
2○ 3○ 4× 5× 6×


A○ B○ C○ D○
E○ F○ G○ H○


A○ B× C× D○
E× F× G○ H○



2(B)× (C)× 
3?
4○

単純計算の正答率 18/27=67%+記述1(大問4の3)


【分析】
まず目立つ間違いが、大問一の4,5,6。このうち4と6が整序問題でした。入試本番はやはり通常より頭が回らなくて、こういう問題は特に解き辛かったことを覚えています。普段の勉強で解きなれているか否かで差が付くのではないかと思います。政経学部は整序が良く出題される学部なので、十分に対策しておくべきです。僕もかなり練習したんですが、足りなかったということでしょう。

次に大問三。単文の空欄補充問題です。本文の内容が易しくなかったので読解に苦労しました。解き方はオーソドックスに、選択肢の文頭の接続詞や代名詞に注目してやっていったのですが、それでもかなり迷ったようです。今手元に問題用紙があるんですが、答えを何度も書き直したあとが残っているのでわかります(笑)

最後に大問四。これも1は整序問題で間違えました。整序問題全滅ですね。2は今考えると絶対に得点すべき問題だと思うのですが、BCとも外しています。多分、試験終了時間が迫っていてかなり焦っていたのではないかと思います。3は政経学部特有の内容推測英作文で、記述式なので正誤は不明です。

こうしてみると、9個の間違いのうち整序問題が3個を占めており、不合格の大きな原因になっているのがわかります。試験本番は緊張で頭が回りにくくなります。整序問題は、ある程度頭が回っている状態でないとドツボにはまってしまうタイプの問題だと思います。頭が鈍くなっていても解けるようにするためには、日ごろからの解き慣れを必要とします。政経学部を受験する方は十分に対策しておいて下さい。

また、大問四の2は普通に考えれば問題なく解けるはずでした。にも関わらず外したということは、普通に考えられる状態ではなかったことを意味します。おそらく、この時終了時間がかなり迫っていて焦っていたのだと思います。もったいないことをしました。解決策としては、まずこの大問四から解き始めるという手もあると思います。時間的にも精神的にも余裕のあるうちに手をつけることができれば、ミスは起こりにくくなるはずです。

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国語

1(A)○ (B)○ (E)○
2○ 3× 4○
5(F)○ (G)×
6× 7×
8× 9× 10○ 11○


12○ 13× 14× 15○
16× 17(1)○ (2)○
18○ 19×


20(a)○ (b)○
21(1)○ (2)○ (3)○ (4)×
22○ 23○ 24(A)× (B)○ 25○

単純計算の正答率 22/34=65%


【分析】
当日の日記にも書いてありますが、とにかく知識問題が多かったと思います。出題順から言うと問3諺、問5修辞2つ、問7文学史、問9慣用句、問14言葉、問17漢字の読み、問19文学史、問20漢字2つ、合計10個も出ました。うち出来たのはたったの4個で、6個も間違えてしまいました。

これら知識問題は、日常の勉強に意識的に組み込んでこつこつと対策するしかないと思います。僕は、はっきり言ってほとんどやりませんでした。それが国語の得点を大きく減らすことに繋がってしまったと言えます。よって政治経済学部を受験する方は、現代文や古文の読解だけにとらわれずにこうした知識問題を日ごろから勉強するようにしてください。どうせ点数が低いだろうと甘く見ていると僕のようになります。

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政治経済

1○ 2× 3(a)○ (b)○ (c)○ (d)×
4 ア・オのみマークした
5(あ)○ (い)○ (う)○ (1)×
6(え)× (2)○ (3)○ (4)×
7(5)×(6)○


1(1)正解にマークしたが余計なものまでマークしている (2)×

3(1)× (2)正解にマークしたが余計なものまでマークしている
4(1)× (2)○


1(1)○ (2)○ (3)○ (4)○ (5)○ (6)○ (7)○ (8)○
2(1)× (2)○
3(1)× (2)○


1○ 2○ 3正解にマークしたが余計なものまでマークしている
4○
5(1)○ (2)○ (3)○ (4)○
6(ア)○ (イ)○ (ウ)○ (エ)○


1(1)○ (2)× (3)○ (4)× (5)○
2○ 3×
4(x)○ (y)○
5○ 6○ 7×

単純計算の正答率 40/60=67%
(但し、答えが複数あるものは完全正答の場合のみ正解として計算)


【分析】
酷かったのは何といっても大問二に限ります。が、これは内容的に政治経済の範囲を逸脱していたので差はほとんど付かなかったと思います。よって大問二以外の勝負になってくるわけですが、いずれも易しめに作られているためいかにしてミスを抑えるかが勝負の分かれ目になっています。

例えば大問一の2、これは四大公害のうち3つを書くという極めて簡単な問題だったのですが、イタイイタイ病の地域名を知らなかったために落としてしまいました。イタイイタイ病の代わりに新潟水俣病を書けば良かったのですが、恥ずかしくも新潟の「潟」の字をド忘れしてしまい(新潟の方すみません)、書くわけにはいかなかったのです。こういう初歩的なミスが差を生む結果になってしまいました。

他の問題点として、答えを複数選ぶ出題(いくつ選ぶのかは明記されず)が多かったことに非常に手を焼きました。この出題形式の場合、とにかく正しい知識を持って消去法をせねばならず、少しでも曖昧な知識があるとまるまる1個の問題を落とすことになります(但し完全正答と考えた場合)。この形式の対策は非常に難しいと思いますが、これも日ごろから正確・丁寧に知識を蓄えることでしか解決できないと思います。

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以上が、問題の答え合わせによる政治経済学部に落ちた原因の解明と合格のための対策となります。失敗談から学ぶことは難しいと思いますが、何か少しでもつかんでもらえれば幸いです。

どの教科も、去年より出来ていたことは確実です。国語も知識問題を沢山落としたものの、内容一致などの重要問題は取れているので去年ほど酷い点数ではないはずです。しかし合格には至りませんでした。本命だっただけに残念です。去年が最低合格点と17点差だったので、今年は一桁の点差だったのではないかと思います。

受験は1点を争うものです。1点で嬉し泣きをした人もいれば、1点に悔し泣きをした人もいることでしょう。厳しい世界です。だからこそ、1点でも少しでも多くの点を取れるように努力してください。空いている少しの時間に勉強した内容が、本番に出てくることだってあり得るのです。その勉強をしたかしなかったかが合否を分けてしまうかもしれません。合格のために最善を尽くしてください。

【参考】
2006年度 政治経済学部 平均得点
英語 43.992/90
国語 40.712/70
政経 41.677/70
合格最低点 155(政治学科)146(経済学科)/230

※但し、ネット上の情報なので合っているかはわかりません。

なお、答え合わせは下記サイトを利用しました。
http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/sokuho06/waseda/seikei/index.html

(追記)
質問の「過去問成績との乖離」について答えるのを忘れていました。結論から言えば、成績は全く気にしていなかったため記憶にない状況です。過去問を解いて丸付けをして「自分は総合的にどのくらい解けるか」を知るためではなく、「自分の弱点はどこか」「どのような出題がされやすいか」を知り、その対策を練るために赤本を使っていました。
大変お待たせしました。
6/12に書いた記事「英語が読めるようになるまで」に

ビジュアル英文解釈は分厚く、9月からで間に合うのかと思われるかもしれませんが、重要なポイントだけを抑えていけば早く終わります。
そのポイントはこちらで指示します。

と偉そうに書いたにもかかわらずそのまま忘れていたため、メールで問い合わせがきてから慌てて書く準備に入るという愚行を犯してしまいました。

ようやくまとまったのでここに紹介します。

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まずビジュアル英文解釈を何のために使うかについてはっきりとした目的意識を持っておかないと、身に付くものも身に付かなくなるので書いておきます。

ビジュアル英文解釈は、「直読直解」を出来るようにするために使います。直読直解とは、「立ち止まらずに読み進めながら正しく英文構造を把握し正しい意味を取ってゆく読み方」です。文法を学んだだけでは直読直解を出来るようにはなりませんし、品詞分解を学んだだけでも直読直解は出来ません。直読直解をするにはそのための読み方を学ばなければならないのです。

直読直解の核心、それは「予想を立て、その確認または訂正を行うという手順を踏む思考を身につけること」にあると僕は思っています。1センテンスを一度最初から最後まで目を通してから文法知識を総動員して「この英文構造はこのようである」という解釈を行うのをやめ、「この場合こういう英文構造になりうる」という予想をしながら読み進めて、その判断を決定付けてくれる要因の登場を待ち、その予想が合っていた場合はそのまま読み進め、間違っていた場合は考えを修正する。このような読み方をするのが直読直解です。

例えばThey say that in tropical countries people usually marry in their teens.という文があるとします。これまでの読み方だと、一度ピリオドのところまで目を通してからthat節の中身が完全であることを根拠に「このthatは接続詞である」と決め、「熱帯の国々では人は普通十代で結婚すると言われる」と解釈すると思います。

これはもちろん間違ってなどいませんが、最後まで目を通してからようやく判断を「開始する」点に時間のムダが生じます。超長文をこなす必要がある早稲田の入試では、このような読み方では時間が足りなくなる恐れ大です。

これを解決するには、最後まで目を通した瞬間に判断を「終了する」読み方を身につければ良いのです。そしてそれを可能とするのが「予想と確認と訂正」を行う読み方であると僕は確信しています。

先ほどの例文で説明します。They say that in...とここまで目を通したときに、「inの後ろに名詞がきて終わりなら、このthatはただの代名詞となる」という選択肢Aと、「inの後ろに名詞がきても終わらず、さらにSVが続けばこのthatは接続詞となる」という選択肢Bを、瞬時に頭の中に出すのが「予想と確認と訂正」の読み方です。

前者の選択肢Aは、They say that in tropical countries.のような場合です。inの後ろに名詞がきてピリオドが打たれているこの文は、「熱帯の国々ではそれが言われる」と解釈できます。この文ではthatはただの代名詞となります。

後者の選択肢Bは、They say that in tropical countries people usually marry in their teens.のような場合です。thatの中にSVがあるので、これは接続詞となります。

They say that in...まで目を通した時点では、どちらの選択肢を選んでもかまいません。この時点では判断できないのだから当然です。ただし、もう一つの選択肢があるということを瞬時に頭の中に思い出さなければ、予想が外れた場合に訂正に時間がかかってしまいます。そのロスを無くすのが、ビジュアル英文解釈を使うことの最大の目的なのです。

この参考書に手を出してすぐに放り出す人や、使い終わっても特に進歩がなかったと考える人は、この参考書がこの「予想と確認と訂正」を教えてくれるものだと全く意識せずに使ってしまっているのが原因なのだと思います。受験1年目の僕がまさにそうでした。直読直解をするのだという目的意識をあらかじめ持ち、その方法を何とか吸収してやろうという心構えがなければ、ビジュアル英文解釈は持ち腐れとなってしまうと思います。

このことはビジュアル英文解釈Part1のP153~154、P.187~188に書いてあります。何度も読んでみることをお勧めします。

なお、この勉強を始めるにあたり「基礎英文解釈の技術100と英文読解の透視図」か「富田の英文読解100の原則」またはそれに準ずる参考書を終えていることが最低条件と僕は考えます。


「予想と確認と訂正」の読み方を教えてくれている番号を書き出しておきます。
Part1
1,2,5,12,20,24,27,28,
Part2
37,40,44,50,53,56,58,59

参考書をざっと眺めて、「直読直解を覚えるのにここは最低限やっておいたほうがいいな」と感じた場所を書き出しただけなので、これだけやれば安心だというわけでは全くないです。出来ることなら全部やったほうがいいに決まっているということに注意してください。

さらに、例え全部やるにしても、この参考書の使用目的を考えずに闇雲にやるよりはずいぶんと時間を短縮できると思います。何のためにこの参考書を使うのかをはっきりと自覚していれば、自分で重要ポイントを見つけ出し他の部分をカットしていくことができるからです。

なお、表面的な内容は「基礎英文解釈の技術100」などと被るところも多々ありますが、何度も申し上げた通りそれらの参考書には「読みながら判断する」という視点が抜けている点が、ビジュアル英文解釈と決定的に違うということも覚えておいて欲しいと思います。

ビジュアル英文解釈 (Part1) ビジュアル英文解釈 (Part1)
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>杉さん
こんばんは。
法学部は落ちてしまったので参考になるかわかりませんが、一応僕の解き方を書きます。

今年の法学部のⅠの(1)のようなパラグラフ一致問題の場合は、一つのパラグラフを読み終わったあと、その内容を頭の中で整理して、必要であれば要点だけを短くメモしておき、次に選択肢と照合して合っているものを選びます。二つ以上当てはまってしまったり、逆に一つも当てはまらなかった場合は、そのパラグラフは保留にしておいて次に進む、というやり方を僕はしています。

↑済みません、昨日の夜に書いた内容は違っていました。僕が勘違いしていました。書き直しておきましたのでこちらを参考になさってください。



あと、前に頂いたメールに返信をしてなくて済みません…。返事はいつでも良いというお言葉に甘えてしばらくそのままにしてしまっていたのですが、その後杉さんのブログを見たらその件は解決されていたようなので、さらに返事のタイミングを逃していました。申し訳ないです。
>2006/09/18(月) 02:24:47 にコメントしていただいた方
今夜書くと言ってしまったんですが、今資料が手元にないので「今週末まで」に変更したいと思います。すみません。


>名無しさん
そういえば、発音アクセントの参考書は書いてなかったですね。
やったのは「音でおぼえる発音・アクセント600」です。
頻度順に並んでいたので、効率化のために序盤の200だけやっていました。

結局、本番ではやった部分が出なくて無意味に終わってしまいましたが・・・、悪い参考書ではなかたっと思います。


>シャイなあの人さん
文法は必要不可欠な土台ですが、完璧にする必要は全くないです。長文を読むのに必要な文法事項は限られていますから。
勉強頑張ってください。

>【早大受験生】たっくんさん

もっとも簡単な解決方法は、「勉強しか出来ない環境」に身を置くことです。
例えば図書館や予備校の自習室。ここならば勉強以外のことは出来ませんし、何よりも周りが必死に勉強しているので自分も集中して勉強できるようになります。

試験が近づくにつれ、図書館の自習机を確保するために朝早くから並ぶ必要が出てくることもあるかもしれませんが、そうするだけの価値はあります。もちろん、並んでいる時間も無駄にしないでください。僕は真冬に凍えながら1時間、単語王片手に図書館に並んでいました。

図書館を使うだけでは勉強時間が足りないと思いますので、あとはとにかく自分の部屋を勉強に適した部屋に改造してください。僕は漫画や雑誌、ゲーム類は全て処分し、テレビは部屋から出しておきました。ベッドはさすがに外に出せないと思うので、可能ならばベッドの無い部屋で勉強するか、ベッドに近づいたりしないようにするか、など。

最後は意志です。死んでも志望校に合格したいという意志を確固として持ってください。気合です。頑張ってください。


2006/09/18(月) 02:24:47 にコメントしていただいた方への返事は今夜書きます。
九月も半ばを過ぎ、受験生の皆様におかれましてはいよいよ大学受験という怪物の姿がちらと映るようになってきたのではないかと思います。

前から言っていたこの受験ブログのまとめサイトのほうが全然進んでいないため(済みません)、せめてこのブログ上ではアドバイスを続けていこうと思います。

これまでコメントの返信には長いときは1ヶ月も掛かっていましたが、これからはなるべく1日以内、長くとも3日以内には返すようにしたいと思います。もう本番まで時間がなくなってきたというのに1ヶ月も待っていられないと思いますので・・・。

しかし参考書の使い方などに関しては、手元にその本が無いときは返信に時間がかかる場合がありますのでご理解ください。


現在、ビジュアル英文解釈の使い方についてメールで問い合わせがきています。これに関してはなるべく1週間以内には記事を書き上げようと思いますので、時間との戦いの受験生には申し訳ないのですがもうしばらくお待ちください。
>希望さん

単語集についてはすでに細かく書いたエントリーがありますのでそちらを参考にしてみてください。
http://wasedatarou.blog12.fc2.com/blog-entry-466.html

ただ、長く使っているのならば今から変更する必要はないと思います。
どの単語集を使うかよりも、その単語集をどのように使うかのほうが重要だからです。


熟語はAlways1001や解体英熟語を使っていましたが、正直どちらも使い勝手が良くなかったと記憶しています。

それでも強いて言えば解体のほうをお勧めします。この参考書は前置詞から熟語を理解するように作ってありまして、それが記憶定着の助けになるからです。

なお、熟語を覚える際は必ず類義語(言い換え可能な語)をまとめて覚えるようにしてください。過去問にもそれを問うものが出てきています。
>ゆずさん
頑張ってください。早稲田合格において才能や頭の良さは全く必要ありません。僕自身がその証明になっています。ひたすら、勉強して下さい。応援してます。

>シャイなあの人さん
「富田の100原」と「ビジュアル英文解釈」は同じ目的のために使用する参考書ではないです。(僕も昔は違いがわからずに戸惑っていました)
「富田の100原」の役割は、1センテンスにおける精密な読解を可能にすることにあります。動詞を見極め、主語、目的語、副詞を明確に区別し、確実に「読める」ようになることが目的です。

そして、100原則に書かれていることをスムーズに理解していくためには、最低限の文法が必要なのです。僕が文法を土台として最重視しているのはこのためです。

2004年5月14日に「富田の100原」を始めるまで、僕はずっと文法や構文暗記だけをしていました。「ビジュアル英文解釈」に手を出したこともありましたが、そのときは長くは続きませんでした。というのは、

文法や構文を覚えまくる(フォレスト、構文150)

これだけ暗記したんだから長文も読めるだろう!と思い込む

長文問題を解いてみる

さっぱり読めない

なら読解の参考書のビジュアル英文解釈をやろう!

書いてあることが良くわからない

まだ文法が足りないんだ!と思い込む

文法をやり始める(英ナビなど)

という効率の悪いループを繰り返していたからです。この時僕に足りていなかったのは、文法などではなく、「品詞分解による精読の方法」でした。スポンジが水を吸うかのように「富田の100原則」を吸収し、その後「読解の透視図」を少し無理してやったお陰で、9月の模試では偏差値66.8を出すことが出来ました。5月以前の偏差値は不明ですが、おそらく5~9月の間に20ポイントくらいは偏差値が伸びたんじゃないかと思います。それもこれも全て100原のお陰だと思っています。異様にベタ褒めしていますが、別に出版社の回し者ではないですよ(==;

100原の話はこれくらいにして、次に「ビジュアル英文解釈」ですが、これは100原程度の精読が出来るようになってからでないとあまりありがたみを感じられないと思います。精読だけでは早稲田レベルの英語に太刀打ちできない、ということを感じるようになってから、手を出すべきです。
精読のデメリットは、「読解速度があまりにも遅すぎる」という点にあります。かといって、ここでパラグラフリーディングなどに手を出しても思うような効果は望めないはずです。ならどうするか・・・ここでビジュアル英文解釈の出番がくるわけです。

この参考書から何を学ぶか。それは「読みながら、立ち止まらずに、英文構造を理解し、英文内容を頭に入れていく」ことです。富田の100原のような精読だと、どうしても立ち止まって英文構造を確認することが多く、読んでは止まり、読んでは止まりというリズムの悪さもあって英文内容を覚えていられないことが多いのです。

しかし、ビジュアル英文解釈にはそういった欠点を直してくれる力があります。ビジュアルをきちんとやればリズムに乗ってテンポ良く英文を読み進めることができるようになり、ひいては速読に繋がるというわけです。
なお、注意事項ですが、ビジュアル2冊の全てをやる必要はないと思っています。重要なポイントさえ抑えれば、比較的短期間で上述した読み方が出来るようになるはずです。

ちなみに、「わざわざ富田の100原を経由せずとも、文法が終わったらビジュアルをやればいいだろう」という反論も考えられます。100原によって付いてしまった癖をビジュアルで矯正するなら、最初から100原などやらないほうがいいのではないか、というわけです。
しかし、それは100原のデメリットだけを捕らえた見方に過ぎません。100原にはデメリットを補って余りあるメリットがありますが、残念ながら万能ではないのです。いわば特効薬の副作用であり、ビジュアルはその副作用を消去してさらにメリットを追加してくれるのです。

かなり質問の意図から外れた答えになってしまいましたが、近いうちに書こうと思っていたことだったのでこの機会を利用させてもらいました。すみません。


>2006/08/30(水) 23:15:39 にコメントしてくださった方
単位の取りやすさなどについてのご質問ですが、申し訳ないんですがもう少し後で改めて書かせていただきます。というのも、まだ前期にどれだけの単位を取れたかわかっていないので何とも言えないのです(笑

> 希望さん
2004年は10時間くらいは毎日やっていたと思います。2005年は、バイトを増やさざるを得ない状況にあったので7~8時間に留まっていましたが、バイトが無い日は10時間以上は確実にやっていました。
正直死に物狂いでした。長きに渡って睡眠を限界まで削っていましたし、食事も時間を削るために少量にしてさっさと終わらせたり、あと趣味についやす時間などもほぼゼロに抑えていました。人間というか勉強マシーンですね。まあ、、、それくらい合格したかったわけです。

勉強時間についてですが、自分の志望大学に合格したいのなら死ぬ思いでやって下さい、としか僕には言えません。そして後悔だけはしないでください。

応援してます。

>トサさん
・9月以降の注意点について
とりあえず模試結果を判断基準にして言いますと、トサさんのレベルなら基礎は十分すぎるほど十分だと思うので、今後はひたすら応用レベルの問題を解きまくることに尽きると思います。数を多くこなすことは非常に大切です。赤本にもぼちぼち手をつけ始めてもいいと思います。もちろん、やるからには傾向などの研究も忘れずに。それと、弱点の補強ですね。英単語に抜かりは無いか、読解の速度・精度は足りているか、英文和訳はどうか、整序はどうか、発音アクセントは・・・などなど。赤本をやって傾向を知る一方で、自分の弱点を洗い出していくのが効率的です。

・早稲田と慶應の併願について
僕は早稲田しか行くつもりが無かったので考えたこともありません(笑
他大学との併願に関してはド素人なのでちょっとアドバイスできません、申し訳ないです。



>メールを下さった皆様
返信が、かなり遅れています・・・。すみません。
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