ビジュアル英文解釈の使い方

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大変お待たせしました。
6/12に書いた記事「英語が読めるようになるまで」に

ビジュアル英文解釈は分厚く、9月からで間に合うのかと思われるかもしれませんが、重要なポイントだけを抑えていけば早く終わります。
そのポイントはこちらで指示します。

と偉そうに書いたにもかかわらずそのまま忘れていたため、メールで問い合わせがきてから慌てて書く準備に入るという愚行を犯してしまいました。

ようやくまとまったのでここに紹介します。

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まずビジュアル英文解釈を何のために使うかについてはっきりとした目的意識を持っておかないと、身に付くものも身に付かなくなるので書いておきます。

ビジュアル英文解釈は、「直読直解」を出来るようにするために使います。直読直解とは、「立ち止まらずに読み進めながら正しく英文構造を把握し正しい意味を取ってゆく読み方」です。文法を学んだだけでは直読直解を出来るようにはなりませんし、品詞分解を学んだだけでも直読直解は出来ません。直読直解をするにはそのための読み方を学ばなければならないのです。

直読直解の核心、それは「予想を立て、その確認または訂正を行うという手順を踏む思考を身につけること」にあると僕は思っています。1センテンスを一度最初から最後まで目を通してから文法知識を総動員して「この英文構造はこのようである」という解釈を行うのをやめ、「この場合こういう英文構造になりうる」という予想をしながら読み進めて、その判断を決定付けてくれる要因の登場を待ち、その予想が合っていた場合はそのまま読み進め、間違っていた場合は考えを修正する。このような読み方をするのが直読直解です。

例えばThey say that in tropical countries people usually marry in their teens.という文があるとします。これまでの読み方だと、一度ピリオドのところまで目を通してからthat節の中身が完全であることを根拠に「このthatは接続詞である」と決め、「熱帯の国々では人は普通十代で結婚すると言われる」と解釈すると思います。

これはもちろん間違ってなどいませんが、最後まで目を通してからようやく判断を「開始する」点に時間のムダが生じます。超長文をこなす必要がある早稲田の入試では、このような読み方では時間が足りなくなる恐れ大です。

これを解決するには、最後まで目を通した瞬間に判断を「終了する」読み方を身につければ良いのです。そしてそれを可能とするのが「予想と確認と訂正」を行う読み方であると僕は確信しています。

先ほどの例文で説明します。They say that in...とここまで目を通したときに、「inの後ろに名詞がきて終わりなら、このthatはただの代名詞となる」という選択肢Aと、「inの後ろに名詞がきても終わらず、さらにSVが続けばこのthatは接続詞となる」という選択肢Bを、瞬時に頭の中に出すのが「予想と確認と訂正」の読み方です。

前者の選択肢Aは、They say that in tropical countries.のような場合です。inの後ろに名詞がきてピリオドが打たれているこの文は、「熱帯の国々ではそれが言われる」と解釈できます。この文ではthatはただの代名詞となります。

後者の選択肢Bは、They say that in tropical countries people usually marry in their teens.のような場合です。thatの中にSVがあるので、これは接続詞となります。

They say that in...まで目を通した時点では、どちらの選択肢を選んでもかまいません。この時点では判断できないのだから当然です。ただし、もう一つの選択肢があるということを瞬時に頭の中に思い出さなければ、予想が外れた場合に訂正に時間がかかってしまいます。そのロスを無くすのが、ビジュアル英文解釈を使うことの最大の目的なのです。

この参考書に手を出してすぐに放り出す人や、使い終わっても特に進歩がなかったと考える人は、この参考書がこの「予想と確認と訂正」を教えてくれるものだと全く意識せずに使ってしまっているのが原因なのだと思います。受験1年目の僕がまさにそうでした。直読直解をするのだという目的意識をあらかじめ持ち、その方法を何とか吸収してやろうという心構えがなければ、ビジュアル英文解釈は持ち腐れとなってしまうと思います。

このことはビジュアル英文解釈Part1のP153~154、P.187~188に書いてあります。何度も読んでみることをお勧めします。

なお、この勉強を始めるにあたり「基礎英文解釈の技術100と英文読解の透視図」か「富田の英文読解100の原則」またはそれに準ずる参考書を終えていることが最低条件と僕は考えます。


「予想と確認と訂正」の読み方を教えてくれている番号を書き出しておきます。
Part1
1,2,5,12,20,24,27,28,
Part2
37,40,44,50,53,56,58,59

参考書をざっと眺めて、「直読直解を覚えるのにここは最低限やっておいたほうがいいな」と感じた場所を書き出しただけなので、これだけやれば安心だというわけでは全くないです。出来ることなら全部やったほうがいいに決まっているということに注意してください。

さらに、例え全部やるにしても、この参考書の使用目的を考えずに闇雲にやるよりはずいぶんと時間を短縮できると思います。何のためにこの参考書を使うのかをはっきりと自覚していれば、自分で重要ポイントを見つけ出し他の部分をカットしていくことができるからです。

なお、表面的な内容は「基礎英文解釈の技術100」などと被るところも多々ありますが、何度も申し上げた通りそれらの参考書には「読みながら判断する」という視点が抜けている点が、ビジュアル英文解釈と決定的に違うということも覚えておいて欲しいと思います。

ビジュアル英文解釈 (Part1) ビジュアル英文解釈 (Part1)
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コメント
この記事へのコメント
どうも初めまして~早稲・法志望の受験です。
かなりチャレンジ校となってますが、現役生は直前に伸びる!と信じて頑張ってます。

富田の100、このサイトの情報見て即買いし、上を一日で読んじゃいました。
目から鱗落ちまくりな感じでやる気が出ました。
下も終ったら、途中で放り出したビジュやろうと思ってます。

ところで質問なんですが、9~12月まで何時間ほど勉強していましたか?勉強は時間じゃなくて密度だと思いますが、参考までによろしくお願いします。
2006/09/23(土) 18:45 | URL | ぺかちゅう #SYJ6lyGE[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/09/24(日) 01:33 | | #[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/09/24(日) 12:38 | | #[ 編集]
>ぺかちゅうさん
こんばんは、初めまして。

富田の100原はまさに「目から鱗」ですね。ただ、内容はかなり難しいところもあるので復習や2周目3周目をやってマスターして欲しいと思います。

勉強時間ですが、10月の途中から12月の終わりまでバイト増やしていたこともあってこの期間は5~6時間程度でした。休みの日は12時間以上は確実にやってましたけどね。

勉強は、密度はもちろん重要ですが時間も非常に重要だと思っています。限界まで勉強につぎ込むことが合格への近道だと思います。

頑張ってください。


>非表示のお二方
次の更新のときに返事を書きますのでお待ち下さい。
2006/09/24(日) 18:57 | URL | マツ #Mi.oKbaU[ 編集]
>「基礎英文解釈の技術100と英文読解の透視図」か「富田の英文読解100の原則」またはそれに準ずる参考書を終えていることが最低条件

とありますが、基礎英文解釈の技術の方は、ビジュアルに繋ぐには英文読解の透視図を挟んだ方がいいということでしょうか?幼稚な質問ですいませんが、気になったので質問させていただきます。。。
2006/09/30(土) 00:36 | URL | めら #afXvPe0k[ 編集]
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